赤ちゃんの口臭

瞳も肌もきらきら輝いている赤ちゃん。真新しい体を持つ彼らに、口臭なんてあるはずがない・・。と思っていたら、どうも違うようです。

「赤ちゃんなのに、強い口臭がある!」と驚いた経験をお持ちの親御さん、少なくないんですね。老若に関わらず、生きている限りは口臭の悩みから完全にフリーではいられない、ということでしょうか。

考えてみれば、ミルクであれ離乳食であれ口から摂取する以上、口腔内の細菌繁殖も当然起こり得るのですよね。基本的には唾液の量が多い赤ちゃんですが、やはり体調不良時などは唾液の分泌も減ってしまい、口臭の発生に至ります。

特に風邪を引いて鼻が詰まり、口呼吸になっている時は口腔内が乾きますから、口臭は仕方がないと言えるでしょう。また大人同様、睡眠時には唾液が減ります。さらに、「ブクブク、ペッ」とうがいすることができないので、口の中にミルクや食べ物のカスが残りがちに。舌の表面に歯垢が付着して出来る舌苔(ぜったい)は、大人の口臭の原因として有名ですが、赤ちゃんであっても舌苔は出来てしまうのだそうです。

口臭が気になる場合は、食後になるべくお茶や白湯を飲ませて、口の掃除をしてあげましょう。

赤ちゃんの口臭が、治療の必要な疾患と結びついているケースは殆ど無いのだとか。唾液のにおいが、口臭として意識されていることも多いそうです。

親御さんと赤ちゃんは密着していることが多いですから、においも気になりやすいのですね。