虫歯と口臭の関係

口臭の原因の殆どは、口腔内のトラブルにあると言われています。今回はその中のひとつ、虫歯のお話です。

虫歯は虫歯そのものが痛い、治療時に削られて痛い、と二度も辛い思いをする厄介なもの。もっとも最近は無痛治療もありますし、麻酔や削り方の技術も向上していて、治療時の痛みはかなり軽減されているようです。

私が子供の頃にかかった歯科なんて、削られる痛みの方が虫歯の痛みよりずっと勝っていて、苦行の様でしたが・・・。

虫歯により口臭が発生するのは、虫歯菌が出す酸のにおいと、虫歯の穴に溜まった食べかすの腐敗臭が原因と言われています。

虫歯が一本程度なら、口臭として意識されるほどのにおいにはならないそうです。虫歯になったら早めに対策を取り、虫歯の進行・口臭の発生を抑えましょう。

また、虫歯予防の対策として意外に重要なのが、飲食の回数とタイミングです。唾液には歯の再石灰化作用があり、初期虫歯であれば自然に修復してくれるのですが、飲食の回数が多いと修復が間に合わなくなります。日に何度も間食を摂るのは避けましょう。

さらに睡眠時は唾液が減るので、就寝直前に飲食すると唾液による修復が出来ません。唾液には抗菌・自浄作用もありますが、少ない唾液ではその効果も薄まります。虫歯菌の増えやすい時間に、エサを残しておくのは危険ですよね。

歯磨きの励行と合わせ、上記のことに気をつければ、かなり虫歯リスクを低減できるのではないでしょうか。

予防を徹底して、虫歯の痛みにも口臭にも、無縁でいたいものですね。