口臭予防の歯磨き法

今回は口臭予防の基本とも言える歯磨き、その具体的な方法についてのお話です。

多くの歯医者さんがすすめている方法は、主にバス法や、スクラビング法と呼ばれるもの。名称の知名度はともかく、内容は一般にもかなり浸透していると思います。

しかし、歯磨きの方法はそれだけではありません。ここでは、口臭治療を専門とする歯医者さんがすすめる歯磨き法について、ご紹介して参りましょう。

概要としては、

・起床直後と就寝直前には必ず磨く。
・食後も行うと良いが、目的は食べかすの除去にあるので歯磨き粉は使用しない。食べかすが多く残る舌の掃除も行うと良い。
・磨き方は歯ブラシを爪楊枝に見立て、下の歯は下から上に、上の歯は上から下に、歯と歯の間の汚れを縦方向に掻き出す。力は入れず、また横方向には動かさない。

となるようです。

口腔内細菌の増えている起床時と、これから増えるであろう就寝前は歯磨き粉を使っても良いのですが、唾液の多くなる食後はせっかくの唾液の働きを邪魔しないよう、何も付けずに軽く磨くのが良いそうです。

舌の掃除はクリーナーなど器具を使うのではなく、水を口に含んで上顎に舌をこすりつける方法で行うこと。舌を傷つけず清掃でき、舌の運動にもなるので唾液の分泌が促進されます。

またこの歯磨き法の大前提として、虫歯など歯科的なトラブルはきちんと治療しておくこと、歯石はどうしても蓄積していってしまうので、定期的に歯医者で除去してもらうことが挙げられています。

参考URL
http://www.honda.or.jp/okuchi-kenkou/html/okuchi15.html

爽やかな香りの歯磨き粉で毎食後磨くより、唾液の力を活かす方が口臭予防になるのですね。口臭に悩んでいる方は、試してみてはいかがでしょうか。